今月からある会社の立て直しに呼び出されて復帰したため、以前より少し更新の頻度が落ちてしまっています。

それに合わせてあるプロジェクトのためのプロトタイプを作ったり、サンプルを作ったり・・・
もちろんエピテーゼの仕事もこなしています。

そんなわけで少し前よりは更新の頻度が落ちますが、気長にお付き合いください。

今朝のメールで、ブログにコメントが届いている旨の通知を受け取りました。

しばらくスパムが多かったために設定を変えているので、あまりコメントが届くこともなかったのですが、開いてみると読めない・・・・

またスパムかなと思いつつも、グーグル翻訳にかけてみたらどうやらトルコの方。

「なんで最近書いてないんだ」というメッセージでした。

多分数少ないこのブログの読者の方なのでしょう、思いつくままの備忘録で書いているブログですが、読んでくださっているようです。

最近は忙しくて写真も撮っていないので、ネタも少ないのですがちょっとだけ。




人工乳房のプロトタイプ製作途中です。
石膏型に耐水ペーパーをかけ、なめらかにしたあとベランダでしばらく乾燥させているところです。




このあと上側を埋没しますが、乳首はわけがあってこの時点ではつけていません。
乳房の元形は３Dプリントで作ったものです。

やってることは相変わらず手作業がほとんどですが、地味にデジタル技術も取り入れています。

このあとシリコンに置き換えたものはまだお見せできませんが、だいたいこういう感じのものになります。



マネキンも手のひらに乗るような大きさのものです。

I'm making the prototype of artificial breast in digitally. 

The advantages of 3D design are easy to make mirror image, and adjust size.

I designed artificial breast with CAD software.

Even i can see the cross section, but I still want to check with phisical model.
so, I printed it in miniature size about 48% of actual.







It seems ok...

In Youtube 

This time I compress my seminar in Jakarta, doing orbital, breast, ear, and finger.

I hope the attendees can absorb many key points.



We started today by planting artificial eyelash and eyebrow, which is taking time.



....and next.

Artificial breast course.
It's simple prosthesis but containing a lot of secrets.

色々とやることがあるのですが、締め切りが迫ってきているので今週は人工乳房に集中しないといけません。




これは型から外したすぐの状態。
以前に比べてだいぶ進歩してきました。

辺縁は丈夫な膜で薄く透明に作っているので、下地の肌の色を拾って馴染むようにしています。

私の人工乳房はふだん使いにもできるように１０数年分の経験と失敗と試行錯誤を盛り込んでいます。

おもに乳がんなどで切除されたかたむけに作っていますが、専用のブラではなく通常のブラが使えるようになっています。

ふだん使いできるような工夫として、乳首の部分は後からの色付けではなく、シリコンの形成時に乳首ように色合わせしたシリコンを詰めていますので、衣服でスレても色が落ちません。

１５年ほどこの仕事に関わってきて、最初は複雑な構造でしたが、今のものはごくシンプルな形になっています。

その分材料の選定や配合には自分しか知らない秘密があります。

コカコーラの成分みたいなもんですね。