やさしい義眼のつくりかた How to make artificial eye and prosthesis

顎顔面補綴という仕事を通じて身につけた義眼やエピテーゼの製作技術やその背景をご紹介。 あまり広く認知されていない技術ですが、どこかで誰かの役に立てればいいですね。 フィギュアなどの趣味にも生かせるように、なるべく特殊な材料や 道具を使わない方法も お伝えできればと思います。 How to make artificial eye and prosthesis.

How to make artificial eye and prosthesis.

3Dデザイン

これが・・・こう

忙しいときほど手まぜをしたくなる性分で、やることはいっぱいありながらもやはり気分転換は必要ですよね。

しばらく前からぼちぼちとデザインしているクリアボタンの金型。

金属を削り出すマシーンがあるので夢が広がり、あれもこれもとてんこ盛りになりつつあります。

Screenshot 2023-06-28 105218

ちょっと前のデザインがこれで・・・

Screenshot 2023-07-04 at 3.23.24 PM

現時点がこれ。

ブラックディスクとクリアボタンを別体で同時に作れるほか、ブラックディスクに虹彩を描いたものをセットしてクリアボタンの接着と重合を一緒に行うこともできます。・・・・できるはず。

ちょっと部品点数が多いので、パーツの横っちょに番号でもふろうかなと・・・・

そうすれば組み合わせ方を変える時にわかりやすいやろう・・・と思ったけれど、削り出す時に横に文字を掘るのはちょっと面倒。

ここはタガネで手彫りとこだわりたいところ。 できんけど・・・

 さて、実際に使えるようになるのはいつなんだろうか。

こういう採算度外視した趣味の仕事はやはり楽しい、納期もないしね。
 

デジタルの道具

 また今年も息子に誕生日のプレゼントをもらってしまいました。

昨年はApple Watch・・・・
その後風呂入る時以外はずっと寝る時もつけっぱなしです。

寝る時もつけているのは、睡眠のモニタリングができるからで、出来たからってどうってことはないのですが、毎日の睡眠時間と質をチェックするのが毎朝の習慣になってしまってます。

あと一番使うのがタイマー。
石膏埋没して硬化する時間、シリコンを型に詰めてからの重合時間などなど。

つい忘れて放置したり、時間経ったつもりで実は十分じゃなかったりということがなくなりました。

 なんかきょうはアップル系ガジェットYoutuberののりになってしまいますね。

プレゼントもらったうれしさの記録もしとかないと、というだけですので、興味のない方はスルーで。

 ついでに最近じぶんで買ったのがiPad mini。
これはマニュアル用のイラストと、3Dデザインでどうしてもマウスじゃ難しい部分をいじるためにながく悩んだすえ買いました。

 まだ、その向きにはじゅうぶん活用できてませんが、今度はあったらあったでついでにあれもしたりこれもできるんじゃないかと、貧乏性が頭をもたげてきます。
     
 まあ、ノートパソコンを持って仕事に行くのがすこし負担になることもあって、ちょっと身軽に出来ないかというのも大きいんですが。

 そうそう、・・・で息子にプレゼントしてもらったのはこれ。

キーボードです。

FullSizeRender
出先で使うものなので、折りたたみのものとかをさがしたのですが、結局純正品になりました。

 ヘビーな3Dデザインは自宅のパソコンで、仕事先でもやるときは少し小ぶりのMac Book。

それ以外のときはiPadとこのキーボードでカバーできそう。

 いま手がけているのが動物の3Dデザイン。

FullSizeRender

あらかたパソコンでデザインしたものをiPadに転送しておいて、出先で暇を見つけてはチマチマいじっています。

やはりタッチパネルというかペンでいじれるのはたすかります。これじゃないとできないという部分があって、今までできなかったとこまでいじれるようになりました。

あとはまだやってませんが、動画の編集もキーボードがあればやりやすくなるはず・・・

Apple系Youtuber

 ちょっといつの間にかApple系Youtuberになれそうなくらいその手の製品が増えてきました。

やっと念願のiPadというものを買いました。・・・って話はすでにしたような気がしますね。 

 ペンタブとかいろいろなるべく安上がりな方法を探したのですが、結局・・・

それでも根っからの貧乏性が抜けず、最近出たらしいニューモデルでもなくminiというモデルです。

おもな目的はマニュアルとか用のイラストを書くため。
絵心はないのでたいそうなイラストではなく、絵でないと説明しにくいものがどうしてもあるのでそのためです。

 もうひとつ3Dデザインにペンタブというかペンを使うことができれば、と思うことがよくあります。

なかなかマウスとかトラックパッドだけでは手が攣るような時もあって。

FullSizeRender

息子おすすめのNomadというiPadなんか用の3Dソフトです。

ここでもなるべく無料ソフトで、と考えましたが結局有料のこのソフトに落ち着きました。

 練習に以前作った歯のデータを読み込んで咬合面とかいじってみました。

やはりペンでコントロールできるのは格段にやりやすいですね。

でもこういった歯の咬合面形態とかは凝り出すとキリがないので、多分こっち方面はあまり活用しないと思うな。

 そのほかiPadでやろうとしていることがいくつか・・・

Webサイトとか、指のマニュアルとか、昔の趣味もまたふつふつとたかまってきてるし。

しばらく操作に慣れないとね。

ペンも届いたことだし・・・・ってペンはさすがに純正買えなかったのでいわゆるサードパーティー製です。

IMG_0804

関係ないですが、昨晩のフィリピン寸景です。
ユニクロが写ってますね。ユニクロはこちらではちゃっかりブランド品の扱いです。

前に見えているのがフィリピン名物の乗り合いジープ。

IMG_0805

 

プロトタイプ スナップシャックルつづき

エピテーゼにはまたまた関係のない話です。

最近時間があれば煮詰め続けたスナップシャックルの3Dデザイン。

いつの間にかバージョン7までいってます。

Screen Shot 2022-07-28 at 11.31.00 PM


ほぼ完成だろうと試しに3Dプリントしました。

夜寝る前にプリントを仕込んで、朝楽しみにして起床。

FullSizeRender

思ったよりちょっと小さ過ぎた感が・・・・

デザインソフト上では拡大表示されるので、この部分の面取りがーとか、角度が違うーとか随分調整を重ねてきたのですが、実際の大きさで見るとほとんど意味がなかったりします。

FullSizeRender

ノブを引っ張ると開閉できるようになっているのですが、まだ完全にねじ込まれていないし、その前にちょっと全体に華奢だな。

あとノブのシャフト部分にはバネを仕込むのですが、どうせなら錆びない材質にしたいし、まずはバネを探してからその大きさに合わせてデザインを見直さないといけません。

3Dデザインで結構陥りがちなのですが、拡大表示されるためどうしても木を見て森を見ず的なことがよく起こります。

FullSizeRender

あと”あそび”というのは結構重要ですね。
部品同士の間をあまりにもきっちり作りすぎると組み立てができなかったり、動きが渋かったり。

手作業で作るならこの辺りは、職人の勘的なもので自然とカバーされるのでしょうね。

今回もモノは単純ですが、いざ一からデザインするとなるとかなり考えることがあります。

プロダクトデザインというものになるんでしょうけど、やはりもの作りは大変ですね。
でも普段の仕事と違うし、ほぼ趣味でやってることなのでかなり没頭できてます。

もう一度デザイン見直してプリントし、金属に置き換えてみよう・・・・
その前にバネ探しだな。

 

3Dデザイン

ほぼあたらしい趣味にといってもいいかも。

会社で暇ができたら内職か3Dデザインをしています。

某サイトで3Dデータを販売しているのですが、いつの間にかそれなりに・・・

データ販売なら一回アップロードしておけばあとは世話なし、と当初は目論んでいましたがそうはなかなかいかないものですね。

データの形式を変換してとか、ならまだそれほど手間もかかりませんが、こういうものはできないかという要望が結構多くて。

やはり歯科関係が多いのですが、たぶんわたしのデータをもとによその国で製品化されているのかもしれません。

 おもに使っているCADソフトはメッシュミキサーとFusion360です。

メッシュミキサーは歯とかのような形のものに向いているため、かなり使い込んで来ました。

Fusion360のほうは工業デザイン的なものに向いているとおもっています、が、たぶんまだまだ奥は深いようですのでわたしはまだコメントできるほどじゃないですね。

パレットのデザインとかはほぼ全部Fusion360です。

Screen Shot 2021-10-21 at 9.36.50 AM

これはメッシュミキサーで最近デザインしたものです。
ベースとなる歯のデザインはすでに作っていたのですが、その後根管の神経まで再現してくれというリクエストで2種類のバージョンに増えてました。

今度はインドの会社からのリクエストで、歯冠と歯根で別々にプリントできるデータにしてくれという要望。

歯頸線で分割するのをどうすればいいかしばらく悩んで、ようやく終わりました。

販売サイトでパット見わかりやすくするためにスクリーンショット撮ったのが上の写真です。

Screen Shot 2021-10-21 at 9.10.45 AM

こんな具合に中はなってるはず・・・・・

FullSizeRender

透明レジンでプリントして、神経の部分にはピンクのコンポジットを詰めてみました。

 オンラインクラスが増えているため、歯学部もこういうので実習のかわりにしたりするらしい。

3Dデザインやってるうちはボケる気がしない・・・





顔面補綴マニュアル  やさしい義眼の作り方 How to make artificial eye
How to make Ear Prosthesis 英語版
エピテーゼのつくりかた 耳
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村井 さむ

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日本でのプレッシャーを逃れフィリピンに移住してはや10年、まだ生きてます。やさしい義眼の作り方

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