以前の記事、3Dでの入れ歯のデザインでコメントいただいたのですが、コメント欄では文字制限があってお返事できませんでした。

がんばって入力したのに、送信になって文字制限オーバーで送れません、だって・・・・
事前に案内してくれればいいのに・・・とぶつぶつ言いながらとりあえずコピペでこちらにあげときます。

内容はMeshmixerで入れ歯をデザインする方法です。
ほとんどのかたには興味のない内容だと思いますので、今回はスルーしてくださいませ。

どこまで説明できるかですけど、わかりづらかったらまたきいてください。Screen Shot 2021-10-26 at 10.38.58 PM

 
1、まず義歯の外形をクラスプなども全て含めて範囲指定します。
  フリーハンドで書いていきますが、最後にボーダーのスムージング(キーボードでBを押すとできます)。

2、範囲指定した部分を切り離します(キーボードY)。
  その前に模型は複製して非表示にしておいてください。

3、切り離しはYで切り離すか、もしくはオフセットでもできます。
 オフセットで切り離した方が元の模型と選択範囲が残るのでいいかと思います。 

4、義歯の形に切り抜けると思いますので、これに厚みをつけていきます。

5、義歯の形のものを選択してエクストルードで床の部分の厚み(0,3-0,5mm)を基準に厚みをつけます。

6、エクストルードで厚みをつけるときはコンスタントではなくノーマルを選択してから厚みをつけてください。

7、厚みをつけた後に折り込まれた部分とか、内側に皺ができた状態とかできますので、これはスムージングしてきれいにします。

8、辺縁からトゲみたいに飛び出す部分ができる場合がありますが、この場合、厚みをつける前の状態に戻って、その部分の辺縁をスムージングしておくと抑えられます。

9、全体が均一に厚みがついたら、補強する部分とかクラスプの部分にさらに厚みをつけて調整していきます。この時にたぶん裏側にまで厚みが出てお困りなのではと思います。
 
厚みをつけるのにスカルプトを使うと思いますが、ブラシの種類やサイズを選ぶ小窓の一番上に、横にスライドするスイッチがあります。
左がボリューム右がサーフェースになっているはずなので右側のサーフェースを選んでください。
こうしておけば裏側にまで厚みがつくことはありません。
ボリュームとサーフェースを切り替えながら適当に厚みをつけてきれいにしてください。

10、フィニッシュラインは線状に選択した後に押し出して、スムージングとピンチ(つまむ)で作っています。

11、念の為出来上がったデザインは複製した模型のデータの裏側から確認できます。
模型の内側に出てきている部分はスムージングとかで修正します。

画像なしで分かりづらいと思いますが、ご不明の点が出てきたらまたご質問ください。

Meshmixerでのやり方にはまだ他のやり方がありますが、一番やりやすいかなと思うやり方でご説明しました。

ではでは