先日からかかわっている犬の患者さん。
兎唇の症例で生まれつき上顎の口蓋に穴が開いているため、食べ物飲み物が鼻のほうに入ってしまうため、常に鼻水をたれています。
おまけに飲み込むのも難儀らしく、栄養状態が悪いのはやせたからだと抜け落ちた毛で容易に見て取れます。
これは先日紹介した写真で、現状はこの写真撮影の後、獣医さんが軟口蓋の部分は縫い合わせてくれました。
型どりは縫い合わせる前に採ってしまっていたので、石膏の歯型上で修正して、オブチュレーターという穴をふさぐものをシリコンで作りました。
穴の奥のアンダーカットが大きいため、これを利用して維持にしようと考えました。
歯型は青色の台座からはずすと、縦に二分割できるようにしています。
実際にシリコンをつめるための型は別に作りました。
穴の部分をそのまま満たすように作ってしまうと、挿入が難しいだろうとの判断です。
今回は念のため麻酔をかけた状態で装着しましたが、普段には麻酔なしで飼い主さんが取り外しできるようにしておかないといけません。
こちらは裏側で、スリットを入れています。
歯型に装着してみたところ。
辺縁を密着させるためにエピテーゼを作るときのテクニックを駆使しています。
知らないところでおおごとになっているようで、テレビ局まで来ていました。
麻酔で眠る犬のそばに立っているのがイケメン獣医さん。
毎度のことですが、入れてみるまではいつもハラハラです。
今回は予想したことがすべていいほうに当たってすんなりいきました。
簡単に装着取り外しができますが、最後の問題は麻酔からさめた犬がどういう反応をするか、嫌がってはずそうとするのか、食べ物を食べたときはどうなのか・・・・
麻酔からさめるまで横になっています。
もう一頭向こうに見えるのが顔面に穴の開いた別の患者さん。
麻酔からさめてすぐ、獣医さんがえさを与えていました。
特に違和感を感じている様子もないし、カメラが向けられスタッフ一同注目する中がつがつとえさを食べていました。
飼い主さんいわく今までこういう風にスムーズに食べたことはないのだとか。
鼻からの逆流もないし、食べ終わった後口の中を検査してもきれいな状態でしたので、これは珍しく大成功の症例といっていいようです。
ちょっと感動的な場面でもあり不覚にも食べているところの写真は撮れませんでした。
兎唇の症例で生まれつき上顎の口蓋に穴が開いているため、食べ物飲み物が鼻のほうに入ってしまうため、常に鼻水をたれています。
おまけに飲み込むのも難儀らしく、栄養状態が悪いのはやせたからだと抜け落ちた毛で容易に見て取れます。
これは先日紹介した写真で、現状はこの写真撮影の後、獣医さんが軟口蓋の部分は縫い合わせてくれました。
型どりは縫い合わせる前に採ってしまっていたので、石膏の歯型上で修正して、オブチュレーターという穴をふさぐものをシリコンで作りました。
穴の奥のアンダーカットが大きいため、これを利用して維持にしようと考えました。
歯型は青色の台座からはずすと、縦に二分割できるようにしています。
実際にシリコンをつめるための型は別に作りました。
穴の部分をそのまま満たすように作ってしまうと、挿入が難しいだろうとの判断です。
今回は念のため麻酔をかけた状態で装着しましたが、普段には麻酔なしで飼い主さんが取り外しできるようにしておかないといけません。
こちらは裏側で、スリットを入れています。
歯型に装着してみたところ。
辺縁を密着させるためにエピテーゼを作るときのテクニックを駆使しています。
知らないところでおおごとになっているようで、テレビ局まで来ていました。
麻酔で眠る犬のそばに立っているのがイケメン獣医さん。
毎度のことですが、入れてみるまではいつもハラハラです。
今回は予想したことがすべていいほうに当たってすんなりいきました。
簡単に装着取り外しができますが、最後の問題は麻酔からさめた犬がどういう反応をするか、嫌がってはずそうとするのか、食べ物を食べたときはどうなのか・・・・
麻酔からさめるまで横になっています。
もう一頭向こうに見えるのが顔面に穴の開いた別の患者さん。
麻酔からさめてすぐ、獣医さんがえさを与えていました。
特に違和感を感じている様子もないし、カメラが向けられスタッフ一同注目する中がつがつとえさを食べていました。
飼い主さんいわく今までこういう風にスムーズに食べたことはないのだとか。
鼻からの逆流もないし、食べ終わった後口の中を検査してもきれいな状態でしたので、これは珍しく大成功の症例といっていいようです。
ちょっと感動的な場面でもあり不覚にも食べているところの写真は撮れませんでした。